けれと、5月末から7月にかけての短い期間だけ食べられる、ライチちゃんも大好きだ。
ライチの味は表現が難しいんだけど、芳醇な香りとほんのり酸味のある爽やかな甘み、なんていうか、カルピスみたいな爽やかさがあるのです。
ごつごつした皮の下に隠れているのは、白くて透明感のあるつるんとした果肉。これがまたジューシーでたまりませんの。
市場でよく見かけるライチのうち、玉荷包ライチは5月末から6月中旬の、だいたい2週間前後しか出回らない。玉荷包が終わると、次に黒葉ライチが登場する。こちらはもう少し期間が長く、7月いっぱいくらいは食べられると思う。
玉荷包と黒葉のちがいはというと、いちばんはお値段よね!(汗)
玉荷包は黒葉の倍くらいの価格なのだ。
玉荷包はライチの中の女王様。今年の5月末の価格でいうと、1斤(600g)180元とか200元とかだった。
5月末には、下の写真の一束で230元前後だったので、もうちょっと安くならないかな、どうしようかな、と思ってるうちに6月になってしまい、もうじき終わっちゃうので1回は高くても買って堪能した。
今週になって市場で見かけた黒葉は1斤80元前後だったので、やっぱり全然違う。
けれど、果肉の白さ、透明感、種の小ささ、糖度の高さ(玉荷包は糖度20度くらいある)など、総合的な食味は玉荷包に軍配が上がる。収穫期間の短さも相まって、高値が付くのも当然な感じがある。
こないだの日曜日に市場に行ったらば、果物屋のご主人に「玉荷包は今週で終わりだよ!」と言われて、やっぱりまた食べたくなった。
でも高いしなあと思ってたら、ちょうど枝から落ちた実を集めて袋詰めしたのを持ってらして、おいくらかお聞きすると100元ということだったので、即買い。
量はこんな感じ。だいたい20粒くらい入ってました。まあまあよろしいのではないでしょうか。
玉荷包は今年最後と思うので、大事にいただきました。
玉荷包の見た目の特徴は、緑と赤褐色のグラデーションカラーの皮と表面のとげとげ。痛くはないけど、ごつごつしてる。いつもなんか、恐竜っぽいと思っている。
ごつごつした皮をむくと、中には透明感のある白い果実。皮をむいてる間にも果汁があふれてくる。香りもすごい。
皮をむくときは、私はヘタをがぽっと取り外して、種の上に空いた穴から皮をむいていく。ついでに中が痛んでないかも見れるし、いつもこのむき方だ。
皮をむいて放置しておくと、わりとすぐに酸化して茶色くなってくるので、皮をむいたら即食べたい。
行儀が悪いけれど、果汁まみれになった手がすぐ洗えるように、がぁこさんはよく流しの横で立ち食いします。
いやあ、美しいわね。キラキラして宝石みたい。
やっぱり高いけど美味しいわあ。幸せ♪
今週からは黒葉のシーズンが始まっている。
黒葉ライチは少し種が大きくて、甘みも少しあっさりしてて、お値段もその分安い。でも全然美味しいので、安いの見かけたら買いますよ!
あ、そうそう、とっても美味しいライチだけど、「ライチ病」っていう、ライチを食べすぎることで体調不良になる病気もあるので、食べすぎには気を付けて!
台湾のネットだと、1日6個までとか、9個までとか書かれてる記事が多い。特に空腹時に食べるのは絶対にダメで、気分が悪くなったり、鼻血が出たりすることもあるので、10個は超えるなと書いてある。
ライチ、そんな大きくないし、美味しいし、つるっといくらでも食べれちゃうけど、本当に量をコントロールするように気をつけましょう。
そうやって気を付けても、食べる価値ありだから!
甘くて美味しいライチ、みなさまも旅行中に市場で見かけたら、ぜひ食べてみてくださいね!
※黒葉ライチについてはこちら