「阿里山森林鉄路車庫園区」で機関車や客車などを見学しながら敷地を歩いて北側の門にやってきた。(下の写真は車庫園区を振り返ったところ)
門の向かいの細い通路を入っていくと、「嘉義製材所」にでる。
嘉義製材所は1912年(大正元年)に阿里山森林鉄道が運行を開始した後、1914年(大正3年)に完成した。当時の欧米から最新技術を取り入れ、「東洋一」と呼ばれた製材所で、阿里山で伐採された丸太を板材や角材に加工する役割を担っていた。
1941年(昭和16年)の大地震で工場が破損したため、新たに建設されたのが現存する「竹材工芸品加工場」で、1963年まで使用されたとのこと。現在は嘉義市の歴史建築に指定されている。
製材所の正門から敷地に入っための前に立つコンクリートの建物は動力室。
2022年12月当時、ここでは阿里山の自然や森林鉄道についての展示が行われていた。
室内は照明を落としてあったので、建物本来の造形などは良く見えなかったけど、なんとなく雰囲気は味わえた。
動力室の向かいには線路が敷かれており、大きな丸太をのせた貨物車両が置かれている。おそらく阿里山森林鉄道本線から製材所への引込線の線路かな?
さっき車庫園区で見たような機関車が、こんな感じに積まれた丸太を牽引して、あのぐるぐる山道の森林鉄道を下ってきたのね。想像よりはるかに大変だっただろう。
線路伝いに北に進むと、突き当りには和風の長屋のような建物。ここは事務棟だったみたい。
いくつかのお部屋で、製材所についての展示や工芸品の展示を行っていた。シェイ式の蒸気機関車の模型可愛い♪
こちらは機具工場だったかしら。
なかはこれから整備して展示会場とかにするのな?
写真が撮れてないけど、動力室後方の草地には木材乾燥室跡とか貯木池跡とかもあった。
さきほどの阿里山森林鉄路車庫園区とこの製材所を見学したことで、森林鉄道と製材業の歴史について、より理解が深まったと思う。
何より、動力室とか、線路とか、丸太のせた貨物車とかに会えただけでも大満足だった。
必見!とまではいかないかもだけど、旅の時間に少し余裕があれば、ぜひ見学してみてほしいスポットだと思います。
さあ、次の阿里山森林鉄道関連施設に参りますよ!
※本記事を書くために確認したところ、2024年末より改修工事のため閉鎖中。公式サイトによると工期は15か月の予定ということなので、2026年3月リニューアルオープンと思われます。(上の写真は阿里山林業鉄路公式マスコット鐵鹿さん)
2022年12月2泊3日嘉義の旅6-DAY1-6につづく~
嘉義製材所(MAP)
住所:嘉義市東區林森西路4號
※2025年10月現在改修工事のため閉鎖中
ここまでの散策ルート(MAP)
※Google先生の表記では、いったん忠孝路に出て大回りするように表示されますが、実際には車庫園区から製材所正面に通り抜けできます。
※体験記の内容と現地の現況は異なる場合があります。
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