中元普渡が始まる19時まで、まだまだ時間がある。予定通り、今まで行く機会がなかった「中正公園」まで行ってみよう!
中元普渡の儀式が行われる「主普壇」から「中正公園」までは、Google 先生のナビでは徒歩4分と出る。目の前の「鵲橋」を渡るまでは平坦な道だったが、渡りきった先のロータリーから公園入口までが結構急な坂で、酷暑もあり非常に体力を消耗した。マジで坂が辛かった……。
えっちらおっちら坂を上り切ると、中正公園の入口に到着。
門牌の中に続いている参道をバイクがガンガン登っていくのが基隆スタイル。見てたらバイクだけでなく車もこの狭い道と急な坂をものともせず上がっていくにビビらされた。
それはさておき。門牌の両側に鎮座しているのは狛犬さんじゃなくて象さん。階段を上がっていくときに見たら、向かって右が男子で左が女子でいらしたわ。
門牌の奥の広場には金色の布袋様が鎮座していらした。福々しくて素敵ですね~。
ところで、帰宅してからGoogle先生にお伺いして初めて知ったんだけど、「中正公園」って、この布袋様や観音様がいらっしゃるエリアだけでなくて、ここの山全体が公園だったのね!
しかも敷地の一部は日本統治時代は石坂荘作という方の個人の土地で、「石坂公園」という名前だったのを、石坂氏が基隆市に寄付したんですって。なんて太っ腹!
戦後に蒋介石(蒋中正)にちなんで「中正公園」に改名されたこの公園は、三層に分かれているとのこと。第一層は地上から中層まで。第二層はさっき通った主普壇のあたり。で、今立ってるのが第三層で、「大佛禪寺」というお寺なのね。
布袋様の右後方の階段を上がると、右手に鐘楼の「長寿楼」。
次々といろんな人が鐘を撞いていたので見に行くと、50元で3回まで撞けるとのことだった。「遊びでなく祈祷の気持ちで撞いてください」と書いてあった。(私は最後の帰り際に2回撞きました)
階段の左手は超昭和レトロなお土産屋さん。昭和な時代の子供向けのゲームが現役で動いてるのがエモかった。
そして、階段の右手前方が公園の最高地点に当たる広場。ここに鎮座されているのが白色の大観音菩薩像。
高さは22.5mで、中は5階まであって登れるらしいけど、がぁこさんへとへとだったのでもちろんパスです。
観音様の前には左右に巨大な金色の獅子。たしか、中国では獅子で、伝わった日本では狛犬っていうのよね。
昔は基隆の名所といえばここがランドマークとして紹介されていたみたいね。さすが絵になります。
観音様の正面の公園突き当りには東屋があって、小さい観音像がたてられていた。
足元に柵が設置してあったので、何かしら?と中を覗くと、小銭をのせた手がぐるぐる回っていた。
このちょいキモ……げふん、げふん、もとい、キッチュな施設は何かと思ったら「許願池」、すなわちお祈りの池ということらしい。小銭が掌にのったら願い事が叶うとか、そういうのかしら?
そのあとは、ここから斜面側の、ちょうど金獅子の横あたりに進み、開けたところから基隆港を見下ろすと、これまた絶景!
そのまま観音様の背後に進み、「大佛禪院」というお堂にお参り。
こちらのご本尊は千手観音菩薩様。お美しいです。
お堂を出てきたところで、そろそろ体力の限界。がぁこさん、「もう歩けない!」という状態に。
時刻は17時半すぎ。そうよねえ、15時半ごろに基隆駅についてから、麺を食べた時間以外、気温37度とかのなか、ほとんど歩きどおしだったもん。疲れちゃったよ。
というわけで、お堂前の植え込みの枠に腰かけて、そのまま30分ほど休憩。幸いなことに公園は風通しが良くて、太陽もほぼ沈んだため涼しくて、この休憩で少しだけど体力が回復できました。
「中正公園」、初めて来たけど、レトロでナイスな観光スポットだった。次の機会はもっと涼しい時に来て、観音像の中を覗いたり、山の下の方にある元基隆神社だった忠烈祠のあたりも見に行ってみたいと思う。
基隆タワーができて来やすくなったので、おすすめです!
中元節に「2025雞籠中元祭」の基隆へ⑥につづく~
中正公園(MAP)
住所:基隆市中正區壽山路
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