台湾では旧暦の7月は「鬼月」といって、あの世からご先祖様や無縁仏やその他の霊があの世からこの世に帰ってくる期間とされている。この期間は、飲み物や食べ物を祭壇に備えて霊をおもてなしする「普渡」という儀式が街のあちこちで行われる。
なかでも旧暦7月の1か月間にわたって基隆で開催される「雞籠中元祭」はとくに有名だ。ちなみに「雞籠(じーろん)」は基隆の旧名ね。
とくに、中元節(旧暦7月15日)に行われる「中元普渡」の儀式をはじめ、燈篭パレードや燈篭流しなどの行事燈篭流しなどの行事には地元の人たちだけでなく外国の観光客もたくさん訪れる。
このお祭りはすごく有名だから写真とか見たことあるし知ってるけど、なんとなく縁がなく今まで一度も見に行ったことがなかった。
しかし、今年はたまたまネットで今年の「雞籠中元祭」のスケジュールを見た時に、今年の中元節はちょうど土曜日のお休みの日だというのに気が付いた。
それでなんとなく、行けたら行こうかな?どうしようかな?と思ってるうちに当日になり、朝起きた時に天気予報を見たら夜まで青天。これは、神様仏様が見にいらっしゃい、とおっしゃってるのでは!?
というわけで、出張決定!
改めてお祭りのスケジュールを見ると、私が一番気になってた基隆港東側の山の上で行われる「中元普渡」の儀式は夜19時から。少し早めに現地に到着するにしても、その前にちょっと軽く観光するにしても、あんまり早く出かけると体力と気力が夜までもたなそうなので、軽く昼ご飯を食べてからゆっくり台北駅へ向かい、普通列車で基隆駅へ。
台湾鉄道基隆駅に到着したのは15時半ごろ。
最初は南駅の中山一路方面から駅を出て、「中山陸橋」へ向かうことにした。前方に見える青い屋根の橋がそれだ。
ここは2020年くらいから取り壊すとニュースになってて、もうなくなったかと思ってたけど、去年保存が決まって改修工事されたんだそうな。先日同僚にまだあると教えてもらって、気になったので見に来た次第。
こちらは中山一路側の上をまたいでる安一路から入る入口。私はこの下の中山一路から上がってきたところ。
陸橋の部分は確かに、なんか明るくなったかな?
チラホラ歩いている人はいるけど、誰もいないときもある。やっぱり絵になりますね。
途中、南駅広場の横に出る出口から降りる人が多くて、その先の忠三路側の出口に向かう人はほぼ皆無だった。貸切写真を撮りたい人はここがいいんじゃないかしら。
だけど、忠三路の出口に接続してる雑居ビルはちょっと廃墟的風味がつよつよで、うっすらヤバイ雰囲気を醸し出してたので、夜はあんまり通らない方がいいかもしれない。
でも階段の踊り場の壁から差し込む光がとても綺麗でちょっと立ち止まって眺めてしまった。廃墟(風味)萌え……。
中元節に「2025雞籠中元祭」の基隆へ!②につづく~
中山陸橋(MAP)
ここまでのルート(MAP)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
