台湾の豆乳屋さんで「餡餅」とか「肉餅」とかいう料理名を見たことはないだろうか。
あれって、薄い小麦粉の皮で肉とか野菜の餡を包んで焼き上げたもので、日本のお焼きに似ている。
お店によって、油を敷いた鉄鍋で焼いてるお店と窯で焼いてる店があるみたい。
東門市場の「利隆餅店」は、鉄鍋で焼くタイプのお店。
ここはたぶん、旧ブログで紹介したことがあると思うんだけど(何の記事だったかちょっと忘れてしまった)、休日だと予約で売り切れが多くて、ふらっと行ってもなかなか買えない人気店。
メニューは、豬肉餡餅(豚肉)、牛肉餡餅(牛肉)、韭菜盒子(ニラ)、高麗菜餅(キャベツ)、蔥油餅(ネギ)、蘿蔔餅絲餅(千切り大根)、紅豆餅(小豆)などで、ほとんどが1個30元。
先日、休日に東門市場に買い物に行った際、焼き立ての韭菜盒子が買えるチャンスがあったので、数年ぶりに購入してみた。
触ると火傷しそうなくらい熱々の状態で渡された韭菜盒子。きつね色に焼けてて外側がカリカリで素晴らしい焼き上がり。
中身はニラと春雨。しっかり味が付いているので、醤油とかな市でもそのままで十分美味い。
つうか、ひさかたぶりに食べたけど、激ウマやな!
すごく感激して、また次に通りかかったときにものぞいてみたのよ。
その日は朝すごく早くて、すでに焼きあがったのが積んであったので、その中から豬肉餡餅を頼んでみたの。
したら、温かかったけど、若干冷めてて、皮も湿気てしんなりしてたの。
ここでちょっと嫌な予感がしたんだけど、そのまま食べてみたら、一口かじって「げ!?」って思うくらい、同じお店のものとは思えない味だったのよ。
個人の感想だけど、この日の豚肉のは、はっきり申し上げて美味しくなかった。変な味がした。申し訳ないけど、一口かじってさよならさせていただいた。
数年前に食べた豚肉のは、先日食べたニラのと同様、「絶品!!」とうなる出来だったのに。この日のは、なんだったんだろう。
帰宅後にGoogle先生のMAPに寄せられた口コミを見てみたら、見事に「絶品」と「最悪」で感想が分かれていた。
しかもどうやら、以前に店頭に立ってたおじさんから、たぶんここ1年くらいの間に若い人に店主が替わったらしい。だから味自体が以前と変わっている、と書いてる人が何人もいた。
豚肉の味がなんか不思議な方向に行ってたのは新しい店主さんがおつくりになったからだろうか。
でも焼き立てのニラは前と同じように美味しかった。謎よのう……。
よくわからないけど、激ウマ状態のを食べるためには、焼き立てのものが買える状態ならば、失敗する確率は低くなるのかな?
気になる方は、食べて確かめてみてね!
利隆餅店(MAP)
住所:台北市中正區信義路二段79巷15號
時間:06:30~13:30、月曜・火曜定休