燈籠滷味 通化店。1品でお腹満足!うまみたっぷりの台湾風煮込み料理が美味!

2025/07/20

台北市 台湾グルメ

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みなさんは、「滷味(るーうぇい)」という料理をご存じだろうか。

たぶん台湾によく来る方は、レストランや食堂のサイドメニューとして見かけたり、食べたりしたことがあるのでは。

「滷味」は「滷汁」という、醤油をベースに、ショウガや酒、砂糖などの調味料、八角、花椒などの漢方系の香辛料を加えた煮汁で食材を煮込んだ煮込み料理。

伝統的な「滷味」は、煮込んだ食材を冷まして置いておき、食べる時に切り分ける「冷滷味」が主流だったそうだ。牛肉麺や水餃子のお店で見かけるあれね。お店によっては軽く温めて出してくれるところもある。

1980年代に彰化で誕生した「加熱滷味」は、お客が店頭で選んだ食材を煮込むスタイルで、いまではこちらもポピュラーな存在になっている。

日本の雑誌とかで、「台湾おでん」とか書かれていたりするのは、その場で煮込む「加熱滷味」の方だと思われる。

どちらも「滷味」で一緒くたになってて、分かり辛い。

かくいう私も、台湾に来てから何年も、この両者の違いがいまいちよく分からなくて、「常温のお店と温かいお店があるんだな」、くらいに思っていた。でも、違うものなのだ。

そんな私が、台湾で初めて食べた「加熱滷味」は、師大夜市の「燈籠滷味」のものだった。

2011年とかかな、もしかしたら会社の有給使って台湾に来て語学学校に行ってた2010年とかだったかもしれない。

そのころは私の中国語のレベルもいまいちで、システムも分かり辛くて、見よう見まねで注文したら、なんかよく分からないままに、すごい量と料金になった記憶がある。

大学生してた頃も、先輩に教えてもらった滷味のお店でとんでもない量を受け取ってしまったり、何度も失敗した。お店によって、価格表がどこにあるのかあいまいだったり、食材1品ごとの量の見方が違うから、わかんないのよ。

けどとにかく、好みの食材を選ぶのが楽しいうえに、煮込んだ後も美味しくて、大好きな料理のひとつになった。

その「燈籠滷味」、この間、通化街夜市にご飯食べに行ったら、支店の「燈籠滷味 通化店」が開店してるではありませんか!


懐かし~~~~!!

そして、お店が綺麗~~~!! ドリンクスタンドかカフェみたい!!

あまりにも気になったので、日を改めて食べに行ってみた。


注文の流れは他の店とほぼ同じ。まず、お店の入口に食材が並べてある冷蔵ケースがあって、その上に置いてあるカゴとトングを手に取ったら、好みの食材をトングでカゴに取って、レジのスタッフに渡すと、お会計した後、その場で切り分けて特製だしで煮込んでくれる流れだ。




この時観察したところによると、「燈籠滷味 通化店」では、自分が取った食材がそのまま調理されてくるわけではない模様。もちろん、大きさが均一なものは、1個いくら、何個でいくら、って書いてあるままみたいなんだけど。

食材ごとに、その食材1人前は何グラムか決まってるポイ。横で見てたら、秤で量ってたもの。

例えば、私が大好きな豚耳は、すごく大きな塊と小さいのが一緒に置いてあるけど、大きいのをとっても、小さいのをとっても、調理されるのはその既定の重さ分までと思う。

ピーマンやシイタケとかも、巨大なのとそうでもないのがあって、大きい方を選んでも、全部は入ってない様子。

キャベツをほんの少し1枚カゴに入れたとすると、重さが足りないので既定の重さになるよう店側で追加する感じ。

この辺の分量の決め方とかがよく分からん一因だと思う。一回買ってみて、そのお店の分量感とかがわかると安心できると思っている。

とりあえず、冷蔵ケースの上に食材ごとの価格が書かれた表が掲示してあるので、予算内に収まるように食材を選べばよいと思う。


こちらのお店の場合は、日替わりで特価の野菜があったりするので、カゴに食材取る前にレジで確認したい。

私の場合は、この店のお野菜やお肉はだいたい1品30元前後なので、麺も入れて4種類、120元以内くらいに収まるように取る感じかしら。

レジに持っていくと、「内用、外帯?(イートイン、テイクアウト?)」「酸菜辣椒都要嗎?(からし菜の漬物と唐辛子はどっちもありにしますか?)」など聞かれるので、イートインの場合は「内用(ねいよん)」、漬物と唐辛子どっちもいる場合は「都要(どうやお)」、ついでに辛さ指定で「小辣(しゃおらー)」とスタッフに伝える。

わたしの感覚では、唐辛子は小辣でも超辛いので、心配な場合は「微辣(うぇいらー)」でもいいかもしれない。

番号札を受け取って、席を探して座って待つ。出来上がると、番号を呼んでくれるので受け取りに行く。


こちらはとある日のセレクト。

たしか、モヤシとピーマンが特価品で、あとは豚耳、シイタケ、春雨で、全部で100元行かなかったと記憶している。


麺は春雨を選ぶのがいちばん好き。

「燈籠滷味」の煮汁って、いろいろ漢方食材入ってると思うけど、マイルドで、いろんなお客さんの食材を煮てるから、その食材から出ただしも加わって、すごくうま味がある。このうま味を余すところなく味わうには、春雨が一番。春雨がうまみたっぷりの煮汁を吸って、むっちゃ良い感じになるのよ。

お腹がペコペコな時には、インスタント麺を選ぶのもヨシ。一気にボリュームがアップする。

周囲を見てると、女性でも200元分くらいの量を一人で食べてる人も多い。多く見えるけど、結構ペロッと食べれちゃうのよねえ。

通化店を見つけてから、なんやかんやで会社帰りに回り道して月に2~3回行くくらいハマっている。むちゃくちゃ好き。

観光でいらした方にも、おすすめです!



燈籠滷味 通化店MAP
住所:台北市大安區臨江街69號​
時間:17:00~24:00,月曜定休

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日本産がぁこの台湾日記。台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。2011年台湾の大学の学士課程に留学、2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。2024年4月よりBloggerでブログ開設。 旧ブログはこちら↓ https://taiwanitoshikoishi.localinfo.jp/

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