2泊3日の台南旅、いよいよ最終日。
今日は早朝早起きしないと味わえない台南ならではの朝ごはんを味わいたいと思う。
食べたいものはどちらもホステルから徒歩5分圏内にあるので、できたら2軒ハシゴしたい。
そんなわけで、朝6時すぎにホステルを出発して、歩いて3分でやってきたお店がこちら「無名羊肉湯-大菜市」。
「名前がない」という意味の店名は、創業時に西市場で営業していた時から店名が無いので「無名羊肉湯」って呼ばれているとのこと。
台湾では「羊肉」は基本的にヤギ肉のことを指す。お店の奥のイラスト見えるかな、ヤギさんですな。
「羊肉湯」というのは、ヤギ肉のスープだ。同じように台南の肉のスープだと牛肉湯が有名だが、羊肉湯もすごいと聞いていて、いつか絶対食べたいと思っていたのだ。
台南は台南駅のある市街地中心部から車で割とすぐの圏内に家畜のと畜場があるため、食肉処理したばかりの新鮮な肉が手に入ることから、昔から牛肉湯や羊肉湯が食べられてきたそう。
「無名羊肉湯」では早朝5時半前に新化から届いたヤギ肉を店内で切り分けて使ってるんですって。
開店は5時半。お店の貼り紙には営業時間は13時までと書いてあったが、聞くところによると8時ごろには売り切れて店じまいすることも多そうということだったので、もう張り切って早起きしてやってきた次第である。
店頭の貼り紙を見ると、先に席探して座るとお店の方が注文取りに来てくれるシステムだった。
中に入ろうとしたら、お店の若旦那らしき人が私を見るなり、「日本人?日本語ですか?」とかましてきたので、思わず「日本語できるんですか!?」と日本語で返したら、「できないよ~」とお返事が返ってきた。おもろい朗らかボーイやな!
お互い笑いながら中国語で口頭注文して着席。周りを見ると、客層は観光客多めの地元民と観光客半々といったところ。
スープの種類は、ショウガのさっぱりスープ「清燉」と漢方の当帰入りの「當歸」 の2種類。スープの「湯」のほか、肉だけの「乾」でも注文できる。
私は当帰とか得意じゃないので「清燉」大碗150元と白飯10元を注文。料理が運ばれてきたときに、その場でお会計した。
うわーー美しい♪
切りたての生のヤギ肉の薄切りに熱々スープをかけたシンプルなスープは、お肉がピンク色で見るからに柔らかい。
スープの中でどんどん火が通ってしまうので、テーブルに届いたら写真撮影はササっと済ませて、すぐに食べ始めるのが正解だ。
早速、お肉をいただきます!
おおお~~~!!
ヤギ肉、臭みが全くなくて、激うまあああああああ!!
お肉に醤油だれとショウガの千切りを合わせて食べても美味し。
スープも、あっさりしていながら、じわっと美味い。
量が少なめだから、サラサラサラっと食べられる。周りには、超大碗の大盛りを食べてる人も何人もいらした。納得。
地元民の皆さんは、醤油だれのショウガを山盛りで食べていらした。豆板醤漬けるのもいいみたい。
ああ、美味しかった!! また機会があったら、今度は筋肉とかほかの部位も食べてみたいなあ。
ごちそうさまでした♪
さっくり食べ終わって、お腹も全然余裕。
よし、次の朝ごはんにレッツゴー!!
2022年9月2泊3日台南漫遊19-DAY3-2につづく~
無名羊肉湯大菜市(MAP)
住所:台南市中西區府前路二段144號
時間:05:30~売り切れまで、火曜定休
※体験記の内容と現地の現在の状況は異なる場合があります。