台南市の関廟は、台湾でも有数のパイナップルの生産地として知られている。
関廟のパイナップルの収穫盛期は4月から5月なので、9月の今は生のパイナップルに出会う機会はなさそうだ。でも、パイナップルを使ったお菓子や食品は年間を通して購入できる。
事前にネットで調べたところによると、定番のパイナップルケーキのほかに、パイナップルのシロップ煮を練りこんだ食パンが超人気だという。
というわけで、予定としては、パイナップルケーキとパイナップル食パン、このふたつがお土産の候補だった。
9時過ぎに関廟山西宮を後にしたがぁこさんは、山西宮から歩いて7分くらいの「獨領鳳燒」というパイナップルケーキのお店に行ってみた。
住宅街の中にある、なかなかきれいなお店で、口コミの点数も高く期待大。しかし、お店には人がおらず、非常に入りにくい雰囲気。恐る恐る中に入ると、奥からお店の人が出てきてくださった。
パイナップルケーキを買いたい旨を伝えると、試食はなく、店頭に今すぐ出せるパイナップルケーキの現品も無いという。賞を取ったとかいうバラとライチのはあるみたいだったが、欲しいのはパイナップルケーキだ。
せっかくここまで来たしと思い、翌週の発送で酸味のあるパイナップルの嚴選土鳳梨酥10個入り2箱と、一口サイズの一口酥2箱を注文した。
結局、このお店のパイナップルケーキは会社の人や日本の親せき、知人への贈り物となり、自分では食べていないので、どのような味であったかは、いまだに謎のままである。会社の人たちは美味しいといってたよ!
続いては、さらに5分ほど歩いた「阿咪鳳梨吐司」へ。
周囲に民家が少ない、ちょっと寂しい道に立つトタン屋根の小屋的なお店だ。営業開始は9時からで、私がお店に着いたのは9時半過ぎ。
パイナップル食パン「鳳梨吐司」の焼き上がりは朝9時とのことで、休日には行列ができるくらいの人気だそうだ。
なので、売り切れてたらどうしようと思いながら来たが、お店にたくさん食パンが並んでいるのが見えてほっとした。
この時のパイナップル食パンのお値段は、1斤150元。
パイナップルのほかに、タロイモ、クランベリー、マーブルなど、いろんな種類の食パンもあった。私は見てなかったが、冷蔵庫に入ってるロールケーキとかも人気らしい。
喜び勇んでひとつ購入。けっこう大きい。こんがり焼けていて美味しそう!
ああ、本当に美味しそう。今すぐ食べたいわ。これは、今すぐ食べるしかない!!
表の通りに戻ると、ちょうど近くにコンビニがあったので飛び込んだ。お茶を買ってイートインコーナーへ。
いざ、味見♪
……!!
うんま………っっ!!!!!!
激ウマすぎて、味見のつもりが、気が付いたら一瞬で半斤消えてたわ!!
やっばぁ……何なのこれ、マジで超うまいんですけど!!
正直、この後の諸々含めて、この日の第1位でしたわよ!!
しっとりふわふわ超柔らかい食パン生地は、「カレーは飲み物」のウガンダさんなら「空気」とおっしゃるんじゃないかしら。それくらい、ふわっふわです。
生地に練りこまれたパイナップルのシロップには、香りが素晴らしく、自然な甘さ。
しかも!! ご覧になって!! パイナップルの重みで、食パンに空洞ができて、パンも傾くくらい、パイナップルがたくさん入ってるんですよ!! 贅沢じゃない!?
いやあもう、スルスルと食べられる食べ物でした。自制しなければ、1斤丸ごと一気食いしてたかも知らん……。
パイナップル食パン、恐ろしい子……!!
ちなみにがぁこさん、午後に宿に帰ってからも、おやつで食べた。(笑)
添加物とか一切入ってないから、夏は酷暑の中持ち歩いたら危険な気がしたから、当日中に食べきって正解だったと思う。
冬場で傷む心配がなかったら、二つ買って、ひとつはお土産にしたいわねえ。本当に、気に入りました!!
冷房に当たり、冷たいお茶とパイナップル食パンでリフレッシュしたがぁこさん。
気が付けば10時。さて、散策続行といきましょう~~!!
2022年9月2泊3日台南漫遊12-DAY2-5につづく~
阿咪鳳梨吐司(MAP)
住所:台南市關廟區大富街259號
時間:09:00~17:00、月曜・火曜定休
ここまでの歩行ルート(MAP)
※体験記の内容と現地の現在の状況は異なる場合があります。