関廟バスターミナルを後に、歩き出したがぁこさん。
出発前に調べたところ、バスターミナルから歩いて4分ほどのところに、地元の人の朝ごはんとして超人気の「嘉祥粿仔店」というお餅のような料理を売るお店があるとのことで、そこで朝ごはんにしようと思っていた。
しかし、地図を頼りに行ってみると、なんとお休み。営業日なのに。ううむ、残念。
開いてないものは仕方がないので、さらに進行方向の西に15分くらい歩いた関廟市場に向かった。……だけど、お目当ての関廟の名物である関廟麺と土魠魚(サワラ)のから揚げを使った麺店は定休日みたいだった。ついてないな。くうう。
だけど大丈夫。がぁこさんの「行ってみたいお店リスト」はまだまだ候補があるよ!
というわけで、代わりとして、今度は市場から徒歩2分の「大廟口阿秀煎粿仔」というお店にやってきた。今度は営業していたよ! よかったわあ~~!!
ここも、最初に行こうとしてたお店と同じく、「粿仔」という料理の専門店だ。
「粿仔」というのは、水に浸した米をすりつぶして液状にした「米漿」とサツマイモの粉を合わせて加熱して作った生地で豚ひき肉の餡を包んで蒸したお餅のようなもの。
ラードをしいた鉄板で両面焼いて、とろみのある甘い醤油っぽいたれをかけていただく「粿仔」は、関廟のあたりでは超定番の朝ごはんらしい。
やっぱり、地元の人が食べてるものを食べてみたいじゃん!
「大廟口阿秀煎粿仔」も、先ほど営業してなかったお店と同じくらい、台湾のグルメ番組や雑誌などに度々登場する有名店で、週末は観光客であふれかえるという。
私が訪れた平日の朝8時過ぎは、席で座って食べている人はそんなに多くなく、持ち帰りの人が多い印象だった。
お店に近づくと、お店のお姉さまおふたりがすごい笑顔で迎えてくれた。もう好感度大♪
注文票をもらって記入して渡すと、私ったら卵の数と人数の場所を間違えて、卵2個を2人分と書いていたのをお姉さまが見て、「あなた、1人だし1人前でいいのよね?」と確認してくれて、さらに「1人前(粿仔2個セット)で卵は1個がいいと思うわ」と、適正な量を教えてくださった。
なんて親切な、素晴らしいホスピタリティ!!
結果、粿仔2個セットの卵1個追加と、味噌汁を注文。
価格はたしか、それぞれ40元と20元くらいだったかと。(メモってない)
運ばれてきたセットはこちら。
粿仔の、米粉とでんぷんで作った皮は、肉圓に似た白い生地。表面はカリッと焼けていて、なかはぷるんと弾力がある。肉餡はちょっと漢方系の味付けだったので、日本人で苦手な人もいるかもしれない。
たれは醤油ベースで、ニンニクが効いていた。薬味のパクチーもいい仕事してる。テーブルに置いてある甘い唐辛子だれかけても美味しい。
味噌汁はネギと油條(揚げパン)入り。甘い。さすが台湾な、甘い味噌汁。甘いだけだったら無理だったが、鰹節がいっぱい入ってたので、白みその味噌汁だと思えば何とか大丈夫だった。油條もお麩っぽいし。
粿仔と卵焼きと醤油ベースのたれの組み合わせは、蚵仔煎(カキのオムレツ)にも似た食感かもしれない。
総合的にとっても美味しかったが、1個がちょっと思ったより食べ応えがあり、2個のセットは私には多かった。唐辛子とかで味変しないと、最後は飽きちゃうかも。
でも、やっぱり、地元民の朝ごはんが体験できたのはよかったなあ。まだまだ知らない食べ物がある。新しい食べ物との出会い、楽しい♪
お腹も満たされたがぁこさん。大満足の朝ごはんとなったのであった。
ごちそうさまでした♪
2022年9月2泊3日台南漫遊10-DAY2-3につづく~
大廟口阿秀煎粿仔(MAP)
住所:台南市關廟區山西里文衡路65號
時間:06:00~12:30、月曜と金曜定休
ここまでの移動ルート(MAP)
※体験記の内容と現地の現在の状況は異なる場合があります。