2022年9月2泊3日台南漫遊3-DAY1-3国定古跡台南地方法院(司法博物館)。秘密の「猫道」見学ツアーに参加!

2025/04/20

台南市 台湾ひとり旅記 台湾観光

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集品蝦仁飯」でエビご飯とアヒルの卵の目玉焼きの高級TKGを満喫したがぁこさん。

続いては、本日午後のメインイベントである。

海安路から府前路に入り、10分ほど歩いて右側に見える立派な洋館が、目的地の「国定古跡台南地方法院(司法博物館)」だ。

ここは前回、2018年1月に日帰り台南旅を敢行した時に見学したことがある。

建物の前身は日本統治時代の1912年に建てられた台南の二代目裁判所「台南地方法院」で、現在は「司法博物館」として公開されている。

設計者は台湾総督府の技師で建築家の森山松之助。この方は台湾で日本統治時代に数々の官公庁の建物の設計を手掛けた有名な建築家。現存する彼の作品には、「総統府(台湾総督府)」「台北賓館(総督官邸)」「自来水博物館(台北水道水源地ポンプ室)」「監察院(台北州庁)」などがあり、どれも名建築として名高い。

国定古跡台南地方法院(司法博物館)」の建物は、萬サード屋根を持つバロック様式建築。

外観も内部の装飾も非常に精緻で、その美しさに圧倒される。また、裁判所の法廷として使われていた部屋や拘置所なども見学でき、司法博物館としても見学の価値がある建物だ。(今回の訪問では外観の写真を撮影していなかったので、館内の写真だけで失礼します。汗)



建物の全体的な構造や見どころについては、司法博物館公式Youtubeの動画をぜひ見てみてほしい。


前回見学した時には、定時ガイドツアーの一行に遭遇した。その際、ちらっとお話を伺ったガイドの方に、「ガイドツアーの参加者限定で、マンサード屋根の屋根裏の通称「猫道」と呼ばれると作業用の通路に上がれる」と教えていただき、その日の午後のツアーの参加を勧められたのだが、あいにく予定が詰まっていて参加を見合わせたという経緯がある。

がぁこさんの本日の目的は、この屋根裏の作業道「猫道」を見学する定時ガイドツアー参加である。

定時ガイドツアーは1日2回の開催。参加可能人数は限定10名。ガイド所要時間は20分。

参加受付は当日のみという狭き門だ。

午前の部は10時開始で、参加申し込みは9時10分から55分まで、9時55分に集合。

午後の部は15時開始で、参加申し込みは14時10分から55分まで、14時55分に集合。

休日は競争率が半端なさそうなので、平日に参加したいと思っていた。平日に台南に滞在している今回は、千載一遇のチャンスなのだ。

がぁこさんが申し込むのは午後の部だ。今日は旅の初日だし、もしも満員で参加できなくても、明日の朝の開館と同時に再度チャレンジするつもりである。

「国定古跡台南地方法院(司法博物館)」には、14時半過ぎに到着した。

そのまま定時ガイドツアーの受付に行くと、なんとラッキーなことに、受付番号2番をゲット。やった~~!!


椅子に座って待っていると、続々と参加者が増えていき、15時のガイドツアー開始ギリギリで10名の満員となった。

定時ガイドツアーは、ガイドの方の先導で、簡単な建物の説明などを聞きながら進む。

最初はエントランスホールから。頭上のドームの彫刻が本当に美しい。


廊下の頭上の、天井からつり下がっているように見える四角い柱状のものは、明り取り用の窓。中は空洞になっており、屋根から直接室内に太陽の光を届けている。エコだ。


そしてこちらは、例の「猫道」の下に当たる部分。中央に見える通路が「猫道」だ。この後あれを見に行くわけね。


こちらは前回ガイドツアーに遭遇した建物の模型前。


そして、いよいよ、秘密の「猫道」へ。

猫道の見学は、猫道の上を歩けるのかと思っていたが、ガイドさんによると、屋根裏には入るが、猫道の手前からの見学になるとのこと。なるほど、文化財保護と安全確保かな。

天井裏へ続く階段を5人ずつに分かれて上がっていく。屋根裏に入ると、目の前の梁の構造の美しさに圧倒された。


この写真にはちゃんと写ってないけど、腰折れ屋根の側面の明り取りの丸窓は、昭和の木造駅舎にもよくある、真ん中が十字の格子のタイプだった。萌える……。


猫道は非常に美しいので、30分ぐらいぼーっと眺められる自信があったが、見学時間自体は5分ほどで、あっという間に終了した。


時間が短いのは残念だったが、非常に印象深い体験となった。


ガイドツアー解散後は、博物館の館内をひと通り見学。

前回見た、失われた時計塔の姿を再現したアート作品もまた見に行った。この写真は、猫道に行く途中の通路から撮影したもの。アート本体は、こんな風に天井から吊り下げられているのだ。


1階では、アートの真下に鏡が敷かれており、地上の鏡を覗き込むと、あたかも鏡の中に塔が立っているように見えるという仕掛けだ。


二度目の訪問だったが、やっぱり司法博物館、見ごたえがあって素晴らしい!

古い建物好きにはたまらんと思う。一見の価値があるので、時間と条件が合えば、ぜひ見学してみてほしい。超おすすめです!


大満足で、司法博物館を後にしたがぁこさんであった。



2022年9月2泊3日台南漫遊4-DAY1-4につづく~





国定古跡台南地方法院(司法博物館)MAP
住所:台南市中西區府前路一段307號
時間:09:00~17:00、月曜休館
料金:無料

猫道見学定時ガイドツアー詳細

※安全のため、以下の条件に当たる人の参加は不可
1)6歳未満の幼児
2)小学校1、2年生の単独参加(1人につき1人の親の付き添いが必要)
3)75歳以上の高齢者
4)妊娠中の女性
5)体の不自由な方、高所恐怖症など参加に危険を伴う方


※体験記の内容と現地の現在の状況は異なる場合があります。



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日本産がぁこの台湾日記。台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。2011年台湾の大学の学士課程に留学、2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。2024年4月よりBloggerでブログ開設。 旧ブログはこちら↓ https://taiwanitoshikoishi.localinfo.jp/

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