台湾の夜市の定番メニューといえば、必ず名前が挙がるのが「蚵仔煎(おあじぇん)」だ。
「蚵仔煎」というのは、日本のガイドブックだと、「カキのオムレツ」とか「カキのお好み焼き」と訳があてられていることが多い料理。
蚵仔煎はたいてい、一番下がでんぷんを溶いた生地(サツマイモ粉であることが多い)の層で、その上に卵焼きの層、その上に青菜とカキ、一番上にたれがかかっている。卵焼きが一番下の場合もあるし、でんぷん生地と卵焼きでほかの具をサンドしてる場合もある。そして、でんぷんの生地が厚くてもったり主張してる店もあれば、卵焼きの方が主張している店もある。要は、いろんなバリエーションが存在する。
だから、オムレツかお好み焼きに日本語表記が分かれるんだと思う。ちなみにWikipedia先生はオムレツ派だった。私も今回はオムレツとしておく。
カキの養殖が盛んな台中や嘉義や台南とかだと、安くてうまいお店にたくさん出会える。台北にももちろん、美味しい店はたくさんある。
観光客に知られているお店でいえば、寧夏夜市の「圓環邊蚵仔煎」と「賴雞蛋蚵仔煎」が特に有名だと思う。
がぁこさんはいつも、この2軒の食べ比べをしようと思いつつ、いつも最初に「圓環邊蚵仔煎」に行って満腹になってしまって、「賴雞蛋」さんの方に行けない、というのが2000年代から続いていて、結果として「賴雞蛋蚵仔煎」で食べる機会がないまま現在まで来てしまった。
そんなわけで、1月某日に寧夏夜市を通りかかったとき、いつもの調子で「圓環邊」の前まで行ってしまったが、観光客の長蛇の列ができていて断念。その時、「そうだ、これは『今度こそ賴雞蛋に行け』と神様がおっしゃってるんだわ!」と思い立ち、初の「賴雞蛋」訪問と相成った次第である。
「賴雞蛋蚵仔煎」の場所は、寧夏夜市の北側の入口のそば、民生西路に面した雙連市場の建物の1階。夜市の看板を背にして、民生西路を右に曲がるとすぐ。
看板がかかってる店舗がふたつあって、夜市側の店舗は店頭でご主人らしき方が蚵仔煎をひたすら焼いていらっしゃる。
手さばきがカッコいいよ。鉄板の上で食材が姿を変えていくの、見てるとすごく楽しい!
間に1軒はさんだもう一つの店舗がイートインスペースになっている。私が行った日は行列はできていたけど、「圓環邊」よりはるかに少ない人数だった。
注文は、テイクアウトもイートインも調理してる方の店頭に並ぶ。「圓環邊」みたいな外国語のメニュー表記はない。でも店頭に写真があるので、指差しで問題なし。
順番が回ってきたら、食べるものをスタッフのお姉さまに伝えてお支払いすると、イートインの場合はそのまま席に案内される。この日は並び始めて数分で着席できた。
ひとりだったので、壁際の細いテーブル。横の人との間隔は結構狭い。非常にローカルなたたずまい。
この日注文したのは雞蛋蚵仔煎95元。こちらのお店のイートインはミニマムチャージ1人40元なので、二人で1皿食べるのも許される感じかな。
台北で蚵仔煎食べるの久しぶりだけど、昔は蚵仔煎っていったら50元とか60元とかの食べ物だったのよね。いまじゃ、コンビニ弁当くらいの価格になってて、ちょっと驚いた。
閑話休題。着席して1~2分で雞蛋蚵仔煎が到着。いただきま~す!
でんぷんの皮がドロドロねばねばのお店もあるけど、こちらのお店の蚵仔煎は、わりと皮に弾力があってプリプリで、表面が香ばしくカリッと焼けている。この皮の表面がカリッとしてるの、すごい好み。あとで調べたら、ラードで焼いているのだそうだ。だから香ばしいのかしら。
卵はこだわりの地鶏卵で、1人前に2つ卵使っているとのこと。カキも臭みとかなく、とても新鮮で、プリップリ、小ぶりだけどたくさん入ってるのが素敵。たれは味噌っぽい?なんだろう、甘いたれ。
「賴雞蛋蚵仔煎」、初めて食べたけど、すごく美味しいと思った。お高めでも、美味しさで価値があると思いました。
もう一軒の「圓環邊」方はミシュランビブグルマンに選ばれて外国人観光客も多く、毎日大行列だけど、こちらは行列はできててもそこまですごくなく、味も遜色ない。こちらの方が好きという人もいると思う。
気になる方は、ぜひ寧夏夜市で食べ比べしてみてね!!
ごちそうさまでした♪