12月の某日、病院行った帰りに小腹が減ったので、駅に向かいながらどこかで軽く食べることにした。
寒いしスープがいいなあと歩いていると、台南粽の店「王記府城肉粽」の前に出た。そういえばここ、有名だけど入ったことなかったし、いいかも。
台北で台南風の粽食べられるお店ってあんまりないのよね。台北の粽は蒸して作るから、もち米がしっかり粒だってて、おこわに近い食感なのだけど、南部の粽は茹でて作るから、もち米同士がくっついてて柔らかく、味もあっさりめ。久しぶりに南部粽食べたいなあ。
でも粽だと、1個食べただけでお腹いっぱいになりそうだな。スープ飲みたかったんだけど……。メニューに大根入りのスープがあるじゃん!
ということで、この店に決定~!
お店の注文は、お店の表のカウンター右端にあるトレイを取り、スープ鍋の前にいるお姉さまに何を食べたいか伝え、料理をもらったらレジに進んでお支払、というシステムだった。
トレイにしいてある紙のシートにすべてのメニューが写真付きでのってるので、中国語が分からなくても指さし注文でOK。日本語も書いてあるから、むっちゃ簡単だ。
注文したのは、肉入りの肉粽80元と魚丸湯(つみれと大根のスープ)140元。
肉粽には、デフォルトで甘い醤油だれかかっている。魚丸湯は思ったよりもでかいお椀で、よその人の注文を聞くに、大根ナシ、つみれナシにもできるっぽかった。
まずは、食べる前にレジの前に置いてある調味料で粽をカスタマイズするよ!
南部の粽と言ったら、落生粉(ピーナッツ粉)をかけて食べるものなんですよ。
なので、醤油だれがかかっている粽に、ピンクの甜辣醬(甘い唐辛子だれ)とおろしニンニク少々かけて、その上からたっぷり花生粉をふりかけるのだ!
甜辣醬は好みでかけなくてもいいけど、花生粉とニンニクはマスト!! これがあると味がぐっとしまって、すんごく美味しくなるからね!!
調味料はかけ放題なので、食べながら足りなくなったら好きなだけ足せるのも素晴らしい。とくに花生粉、すぐ足りなくなるから!
肉粽は、もち米、豚バラ肉、干しシイタケ、栗、卵黄、干しエビ、ピーナッツと具だくさん。肉も結構大きくて、もち米っていうのもあって、お腹にたまる。ニンニクと落生粉絡めながら食べると最高ですわ。
魚丸湯もうまい。具材はとんこつスープにでっかい大根、弾力のあるつみれ、薬味のキンサイがいい仕事してる。
つみれはイワシっぽい味。サバヒーかしら?
いやしかし、肉粽も魚丸湯も美味かった。いままで入ったことなかったの後悔したわ。メニューにあった肉なしの菜粽や小豆餡入りの豆沙粽、あと麺線が気になる。とくにあんこ入りのやつ。今後の課題だな。