永康街から東に1本わきの金華街と潮州街の角にある「手天品社區食坊」は、日本の雑誌で何度も紹介されたことがある、日本人にも人気のベーカリー。
もとは社区(コミュニティ)の主婦の皆さんが立ち上げたお店だそうで、100%自然食材の素朴で優しい美味しさのお菓子やパンが評判なのだという。
よく名前を聞くし、永康街と師範大学の間を歩く際に、お店の前はよく通りかかるけど、がぁこさんはいままでお店に入ったことはなかった。
先日、台湾大学ちかくの書店で『摸布想自己賺罐罐2』出版記念展覧会を参観した帰り(展覧会見学記)、中正紀念堂方面に向かいながら、ぶらぶら寄り道しながら散策していた時に、そういや地元の友達が「手天品気になる」といってたなと思い出し、初めて入ってみた次第である。
お店は近所のお母さんたちが集まって開いたというのにぴったりの素朴な雰囲気。
日本語のパンフレットも置いてあって、安心してお買い物ができる。
意外に品数は多くないなとも思ったが、パンフレットを見るに、曜日限定販売の商品もある様子。あとは、すぐ売り切れてしまうのかもしれない。
よく雑誌などで紹介されてるのは、如意捲(シナモンクッキー)と鳳梨酥(パイナップルケーキ)だ。
展覧会でパン屋さんのイラストを見たばかりでパンが食べたい気分だったので、おやつにベーグルをひとつと、シナモンクッキー、パイナップルケーキはプレーンと烏龍茶をひとつずつ購入した。
ベーグルは会社の近所でよく買うパン屋さんのより安くて大きかった。
もちもちした生地が美味しい。
如意捲(シナモンクッキー)は、思ったより小さくて極薄で、硬質な手触り。
パリパリ食感で素朴な味。
鳳梨酥(パイナップルケーキ)は、まずはプレーンのほうから。
こちらのお店のパイナップルケーキはクッキー生地が厚い。クッキー部分の味は甘さ控えめの素朴な味。
中の餡は、パイナップルの風味は少なめで、冬瓜入りのなめらかジャム。
私個人の好みはパイナップルの酸味と繊維感がきっちりあるサニーヒルズタイプなので、こちらに関しては私はリピはしないだろうと思うが、逆に酸味が苦手な人は好きかもしれない。
最後は烏龍茶入りのパイナップルケーキ。
烏龍茶の茶葉が練り込まれた生地が風味豊かで、餡にもクルミが入っており、香ばしさとカリッと異なる食感がプラスされていて美味しい。
私はこちらの方が好き♪ こちらは機会があればまた買いたい。
パイナップルケーキの賞味期限は2週間。購入すると紙袋に賞味期限の日付をスタンプしてくれたので分かりやすかった。ギフト用には別料金でギフトボックスを購入することも可能とのこと。
まずはひとつバラ売りで買ってみて、食べて気に入ったら、お土産にするといいんじゃないかな~
住所:台北市大安區潮州街188-1號
時間:月曜から木曜 09:00-20:00、金曜 09:00-21:00、土曜 09:00-18:00、日曜定休