2024年8月。
とある休日のお昼前、がぁこさんは猫空にいた。
今年の夏は特に酷暑でほとんどお出かけできなかった(暑さに負けた)が、この日は曇り模様のやや涼しいお天気で、散歩にはうってつけの気候だった。
そんなわけで、たまには観光客になって息抜きをしようと出てきた次第である。
往路は、いつもどおりMRT動物園駅から猫空ロープウェイに乗り換えて猫空の山の上に向かう。ロープウェイの駅に着くと、2022年6月のコロナ明け直後の貸切状態とは異なり、観光客の大行列ができていた。(旧ブログの2022年6月猫空半日旅の記事)
客層も、欧米の方から東南アジアの方、韓国の方、そしてもちろん日本の方もたくさんおられ、観光が回復してきたのが実感され、とてもうれしく思った。
猫空ロープウェイは空いてる時だと、ひとりでもゴンドラ1台貸切状態で乗れるのだけど、この日は日本人のご夫婦と相乗りとなった。ひとりではしゃいで写真撮るのも恥ずかしかったので、今回はロープウェイでの写真はなしと決めた。(笑)
ロープウェイの猫空駅でご夫婦と別れ、駅の近くをぶらぶら歩いていると、そろそろお昼。お腹もすいてきた。
茶葉料理が食べたいのだけど、ひとりだと結構選択肢が限られることが多い。コロナ前だと1人用セットがある茶芸館もあったが、2022年に来た時には見つけられず、茶葉炒飯と睡蓮菜炒めと冷茶をいただいた。とても美味しかったけど、シェアする用の料理なので、合計すると割といいお値段になったなあ。(旧ブログの2022年6月猫空美加茶園の記事)
いろんなお料理を少しずつ食べられるお店はないかしら?と思いながら歩いていると、猫空で超有名なレストランの「阿義師的大茶壺茶餐廳」前に到着した。
こちらが1階レストランのオーナーシェフの阿義師。台湾のグルメ旅番組でもよく登場する有名な人らしい。2階は違う経営者の違うお店らしい。
朝ごはん食べてないのでお腹ペコペコ。もう茶葉炒飯だけでもいいや、座れたらいいやという気分でお店に入ると、まだお昼前だったためか空いていて、うれしいことに台北101ビルが見える席に座らせてくれた。ラッキー♪
メニューを開くと、2人以上からはセットがあるみたいだった。しかたない、じゃあやっぱり茶葉炒飯だけ頼もうかなあ。と考えていると、店員さんが1枚別になっているおすすめメニューを持ってきた。何かと思ったら、なんと單人套餐! 1人用セットあるのね!!
セット内容は茶葉炒飯、和風過貓、武夷岩茶煙燻雞腿、四季茶燜豆腐、翠玉茶鑽蝦の5品で450元。
少し割高だけど、このお店の代表的な茶葉料理が全部入ってて、無料で夜間に入った烏龍茶も付いてて、サービス料もなしっていうのは、超お得なのでは!?
うん、單人套餐に決定!!
注文するとさほど時間を置かずに次々と料理がやってきた。セットの料理はおそらく下ごしらえがあらかじめ大部分できているのだと思われる。
全部そろった様子はこちら。
おおお、美味しそう~~~~~!!!!
まず茶葉炒飯。これ最高。細かく粉砕された茶葉がご飯と一緒に炒めてあって、お茶の香りが濃くてとっても美味しい。
武夷岩茶煙燻雞腿は、武夷岩茶で燻製にした鶏もも肉。弾力のある鶏肉はうまみもたっぷりで美味しい。けど、燻製の香りが苦手な人もいるかも。好きな人は満足の味。
翠玉茶鑽蝦は、茶葉と一緒に揚げたか炒めたかしたエビ。殻がパリパリで頭から尻尾まで全部食べられる。塩が効いてるのでビールのつまみ系。
四季茶燜豆腐は、四季茶入りのだしの揚げ出し豆腐。豆腐は卵豆腐。台湾はよく卵豆腐揚げ出しにして食べるよね。 これもとっても美味しかった。ご飯にあう!
和風過貓は、わらびみたいな山菜のサラダ。和風ドレッシングと鰹節がかかっていて、山菜もくせがなく、とても食べやすい。
どれもとても美味しかった。いろいろな料理が食べられて大満足~~!!
景色も素晴らしく。
遠くの台北101を眺めながら、無料のお茶をいただきつつ。ゆっくり優雅なランチタイムとなったのでした。
台北猫空散歩②につづく~
阿義師的大茶壷茶餐庁(MAP)
住所:台北市文山區指南路三段38巷37-1號1樓
時間:11:00~21:00、月曜定休(Googleマップでは月曜から木曜が定休)