ついに、やってきた淡江大橋!
2026年5月12日に開通してから2度目の週末。天気は良好。いよいよ、これから歩いてあの橋を渡る。
淡江大橋は、車道のほかに、歩行者&自転車レーンが設けられており、将来的にはLRTも通れるように設計されているとのこと。
LRT漁人碼頭駅を背に、淡水河に向かって左手を見ると、すぐ目の前が歩行者&自転車レーンの入口だった。今回は歩いて渡るけど、今度自転車でも来たいなあ。
橋の上を目指して歩道を歩いていると、赤い服をお召しのおばあさんにナンパされた。
曰く、「あなたひとりで来たの? アタシもひとりなの。一緒に歩かない?」とのこと。
正直申し上げると、ひとりで自分のペースでじっくり歩きたかったのだけども、お年寄りを無下にあしらうのもよくないかなと思い直し、一緒に歩くことになった。
おばあさんと世間話をしながら歩いていく。前に進むにつれて、淡江大橋の主塔が近づいてくる。
真っ白な主塔に白いケーブルが優美な橋である。
淡江大橋の設計を手掛けたのは、プリツカー賞受賞の故ザハ・ハディド氏。
報道によると、夕陽の名所である淡水の景観を損なわないように、また、船の航行を遮らず、生態系にも考慮した結果、単主塔・非対称斜張橋というスタイルとなったそうだ。
橋長920m、主塔の高さ211.4m、支間長450mで、単主塔・非対称斜張橋としては世界最大の橋だという。
先ほどLRT紅樹林駅ホームから見えた淡江大橋は、1本の細い主塔に向こうの景色が透けて見えるようなケーブルの配置で、まるで白衣の天使が翼を広げたような優美な姿だった。
こうして主塔に近づいて足元から見上げると、ケーブルの根本に並ぶ、たぶん照明器具を取り付けた柱だと思うが、その柱がケーブルの傾斜にそって並んでいて、とても美しい。
主塔を足元から見上げると、ただの直線の塔ではなく、ゆるやかな曲線を描いているのがわかる。
このデザインは台湾の舞踊集団・雲門舞集のダンサーの動きからインスピレーションを得たものだそう。そういわれると、ベールをふわりと揺らすダンサーのようにも見える。
どの角度から見ても絵になるなあ。綺麗だなあ。
橋の上から海側を見る。右手が昔から夕陽の名所として有名な漁人碼頭。写真では見にくいかもだけど、奥に見える白い橋が、漁人碼頭の人気観光スポットの情人橋だ。
左手が八里の海岸地帯。白っぽく霞んでいるのは、あちら側の河口の砂浜の砂が海からの強風にあおられて飛びまくってるためである。
この日は本当に風がとても強く、キャップかぶった上にパーカーのフードをかぶっていたが、あごでフードのひもを結んでいないと帽子が飛んでいきそうだった。
顔にもバシバシ砂粒が吹き付けてくるので、顔もなんかざらざらするし、メガネが白っぽくなった。サングラス持ってくればよかった……。風が強くて暑さを感じないのはよかったけども。
橋の造形美と海の景色に見惚れている間に、気が付くと一緒に歩いていたおばあさんは、いつのまにか先の方を歩いていて、見ればまた知らないおば様グループに話しかけていた。コミュ力の高い方である。
下の写真の赤い服の方が私と歩いてきたおばあさん。おば様方の髪の様子で、どれくらい風が強かったか伝わるかしら?
「妹妹(お嬢ちゃん)、遅いわよ~」
とおばあさんに声を掛けられ、急いで追いかける。わたくし、「妹妹」という年齢ではないのですが、人生の大先輩のみなさんからしたら、まだまだ若く見えるのでしょうか。ありがとうございます。笑
主塔を通り過ぎ、八里に近いほうに進みながら振り返れば、また違う角度の橋の美しさ。
八里に近づくにつれて、橋が少し湾曲していて、これもまた美しい。
八里側の歩行者レーンの終点手前から淡水側を振り返る。橋の足元は一部まだ何かの設備の工事中の様子。
歩行者レーンの終点は、なんと長い階段だった。お年寄りにはツラそうな階段である。中央にある溝は、自転車の上げ下げ用と思うが、これで上がり下がりは相当キツいのでは。
おば様方も「ええ!? 階段なの!? エレベーターとかないの??」と慄いてらした。
とりあえず、先に進むには降りるしかないので階段を下りていくと、向かい側にも同じように階段があり、橋の下には遊歩道が整備されているのが見えた。
向かい側の階段を見て、「あちら側にも歩行者用レーンがあったんだわ」と、今更ながらに気が付いた。向こう側の階段を上がれば、淡水の街側のまた違う景色を見ながらLRTの駅まで戻れるのね。
後日知ったのだが、淡水側の入口は、西側と東側それぞれ少し離れていた。今回、事前に下調べしないで人の流れに沿って歩いた結果、私が歩いたのは西側。
東側の入口のわきの道路が円を描いている部分には、「淡江大橋橋梁管理中心」という橋の管理センターがあり、8月12日まで「淡江大橋工程美學特展」と題した橋のデザインと工程を紹介する展覧会を開催中なんですって。
知らんかった。知ってたら絶対見に行ったのに! これはまた8月までに東側の歩道を歩きがてら展覧会を参観しに行かねば……!!
閑話休題。
階段を下りると、地上はまだ工事中。「河濱自転車道」の標識は出ているが、自転車道に至る道はまだ整備中の様子。
漁人碼頭から淡江大橋を八里側まで歩いてきて、ただいま時刻は13時15分を回ったところ。
すごいゆっくり歩いてきて、淡水側の入口から八里側のこの階段下まで、だいたい20分くらい。サクサク歩けば10分くらいで到着できるのでは。
私の次のミッションは、YouBikeステーションで自転車を借りることである。探しに行かねば。
おばあさんとおば様たちは熱心にお話し中だったので、おばあさんはあちらのグループと一緒にいることにしたのだと判断。
私は自転車道があると思われる方向に歩きだしたところで、おばあさんが駆け寄ってきた。
「この後も一緒に歩かない?」とおっしゃったが、「これから自転車に乗りに行く」と伝えると、「それはアタシには難しいわ」と、またおば様方の方に駆けて行かれた。聞こえてきた会話の様子だと、同行をお願いしているようだったので、大丈夫だろう。
おばあさん、おば様方、ばいばい~! よい1日を!
2026年5月淡江大橋開通!淡水日帰り旅③につづく~
淡江大橋(MAP)
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