2021年4月基隆港全域サイクリング!⑥基隆要塞司令官邸。日本家屋の古跡を見学しよう!(再録)

2024/12/22

基隆市 台湾サイクリング 台湾ひとり旅記 台湾観光

t f B! P L

和平島を後にして、基隆港海洋広場へ向かうがぁこさん。

2号線を戻る途中に、ちょうど4月17日から一般公開が始まった「基隆要塞司令官邸」があるので、ついでに見学していきたいと思う。

正濱漁港で改めて自転車の写真を撮影して、2号線に戻り南下していくと、沿道にはお目当ての司令官邸のほかにも、いくつも素敵な建物があるのに気がついた。(行きは自転車こぐのに必死で全然余裕がなかったのだ。汗)


まずはこちら。

正濱漁港が終わるあたりで、ガイドツアーの一行らしき人々がカメラを構えていた建物。

建物の角が柔らかな曲線を描いていて、パステル系の茶色のタイルがお洒落。


台南の美術館とか、台北の警察署みたいな、官公庁系の立派なこの建物は、「基隆正濱舊漁會大樓」といって、元は漁協のビルだったらしい。

ちょうど修復工事中だったので、きっとそのうち文化施設とかになって一般公開されるんだろうな。これはまた、公開になったら来なければ。


お次は、2号線をさらに南下した「市長官邸」。

こじんまりした可愛らしい日本家屋で、看板によると元は1932年建設の日本人の会社の社宅で、戦後に市長官邸に流用されたという。

中を見学したかったけど、コロナで予約制になってるとかで入れず、外から見学のみ。


そして、トリが「基隆要塞司令官邸」。

とか言って、本当は要塞司令官邸のはす向かいにも「基隆要塞司令部校官眷舎」という宿舎もあったのだけど、何か作業中で見学できなかったのよ。残念。

もとい、「基隆要塞司令官邸」のほうね。こちらも、先ほどの市長官邸と同じく、元は1931年に建てられた日本家屋で、日本人の社長さんの邸宅だったという。

文化部の公式サイトで修復前の写真が公開されているのを見ると、結構すごいボロボロの廃屋だった様子。現在は、元の構造を保ちながら綺麗に修復されている。


建物は道路から一段上がった土地にあり、階段を上ったところが玄関だ。

玄関の右手には小ぶりな庭園。庭の中央にモザイクタイルで舗装された小さな池があって、水は張ってなかったけど、なんか可愛かった。


昔ここに住んでた人たちは、庭に面した縁側に座って海を眺めたりしたんだろうなあ。優雅だわ。


建物内もきちんと修復されていて、日本にいるみたい。


畳の部屋って落ち着くなあ。

板張りの廊下とか、障子とか、料亭か旅館の風情。


ガラス戸越しに緑が見える様子とか、ちょっと父方の祖父母の家を思い出したわ。

いいなあ。


一部、畳をはがしてガラス張りにしてあるところからは、建物の基礎構造を見ることができるようになってて、これも興味深かった。


修復のレベルが高くて、ちゃんとしてるのがとても良かった。


そのうち、先ほど沿道で見てきた建物やお向かいの宿舎跡と合わせて、このあたり一帯が新しい歴史観光スポットになるんだろうな。

年末か来年あたり来たら、全部工事が終わってたりしないかな。工事中の史蹟が一般公開になったら、また遊びに来ようっと♪


2021年4月基隆港全域サイクリング!⑦につづく~



基隆正濱舊漁會大樓MAP
住所:基隆市中正區中正路389號號
※2024年現在、イベント時のみ参観可能

基隆市定古蹟市長官邸MAP
住所:基隆市中正區中正路261號
時間:09:00~17:00、月曜休館
※予約制(2024年現在、公開しているか不明)

基隆要塞司令官邸MAP
住所:基隆市中正區中正路230號
時間:11:00-19:00、月曜・火曜定休
※2024年現在、カフェとして営業している様子

和平島公園から基隆要塞司令官邸まで約3.7kmのルートMAP


※体験記の内容と現在の現地の状況は異なる場合があります。

このブログを検索

ブログ アーカイブ

人気の投稿

自己紹介

自分の写真
日本産がぁこの台湾日記。台湾が好き。 やって来た来た、いとしくて、こいしい、台湾。 勉強して、食べて、遊んで、旅して。勢いだけで、突っ走る元OL留学生、今日も台湾をゆく。2011年台湾の大学の学士課程に留学、2017年台湾の大学の修士課程卒業、台湾で社会復帰。2024年4月よりBloggerでブログ開設。 旧ブログはこちら↓ https://taiwanitoshikoishi.localinfo.jp/

QooQ