関渡宮でのお参りを終え、駐輪場に戻ってきたがぁこさん。
ここからMRT関渡駅に向かってMRTで帰るもよし、また自転車でスタート地点の中正紀念堂まで戻ってもよし。
さて、どうしようかな。
地図を見ると、関渡から廸化街まで結構すぐな感じ。11㎞くらい?
ここまで来たら、もう自転車で最後まで行っちゃおう!
関渡宮から、再び関渡水岸自転車道を台北市内へ向かって南下。上流に向かっていく。
ほんのしばらく行くと、関渡自然公園のあたりで河が淡水河と基隆河に分かれていく。道なりに走っていると、自転車道は基隆河沿いとなる。
このあたりから次に基隆河が大きく蛇行するあたりまでは河沿いにはマングローブ、岸側には田園風景が広がる台北市内とは思えないのどかなエリア。
自転車で走っていてもすごく気持ちがいい。
快調に進んでいると途中のとあるところで、進行方向左側におじさんが2人自転車を停めて、田んぼの方に向かってカメラを構えてらっしゃるのが目に入った。
気になっておじさんたちに近づくと、田んぼの中のビンラン(?)の木に何やら野鳥の姿。
カラスより大きそう。トンビかしら。
でもトンビにしてはおじさんたちがやけに熱心に撮影されている。
私もコンデジカメラのズームをデジタルモードにして寄せられるだけ寄せてみて、びっくり!
なんと、木の上にいらしたのは、カンムリワシさんだったのだ!!
超格好いいっっ!!
カンムリまで綺麗に見えて、コンデジこれ以上寄れないのが残念だけど、本当格好いい!!
日本だと天然記念物だよね?
こんな市街地のすぐそばにいるなんて、台湾すごい!!
おじさんのうちのお一人は本気のバズーカ砲みたいなレンズのカメラ持ってらしたから、きっと愛鳥家の方なのね。
あんなカメラあったら、どんだけくっきり大きく撮れるんだろう。
すごいなあ。
カンムリワシさんとの遭遇に感激、お姿を堪能したところで、再出発。
途中、杜子島方面にいったん基隆河を渡るのだけど、ここでちょっと方向を一瞬間違えそうに。
基隆河を渡って、杜子島を突っ切って淡水河右岸に抜けないと廸化街方面には行けないのだが、風景を見てるとなんか基隆河方向に行きたくなっちゃうの。
でも標識があちこちにあるから、標識をよく見ていけば大丈夫なんだけど。
淡水河右岸に出たら、あとはひたすら南下。
だいたい2時半ごろ、廸化街の入口である大稻埕埠頭に到着した。
ここから中正紀念堂まではすぐだ。
帰宅すると15時過ぎになっていた。
この日、最終的なサイクリング走行距離の合計は50㎞を超え。
私的サイクリング史上最長距離を記録したのだった。
我ながらびっくり。がんばったな。でもすごい楽しかった。
またチャレンジしよう!
2020年10月台北から八里までサイクリング(完)
※体験記の内容と現地の現在の状況は異なる場合があります。